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高精度位置決めによるチューブ溶断で検査不要!

作成者: Engineer Knowledge|2022年12月09日

 

高精度位置決めによるチューブ溶断で検査不要

概要


樹脂チューブを指定寸法で熱溶断する装置です。

①チューブはベルト送り装置で上下に挟み込んで送り込みます。
②挟み込み面が大きいことにより、スリップや位置ズレによる寸法誤差の発生を防いでいます。
③送りの駆動はサーボモータを使用することで、0.1mm単位の長さ指定を行っています。
④長さ検査も同時に行うことで、製品精度が安定しました。
⑤電熱線でカットすることで、カット面の溶かし込みによるほつれ防止も行っています。

ポイント


■中空の柔らかいチューブのため標準的な送り装置では対応できず、専用機として開発しました。

■チューブ長さのバラツキが無くなったことにより、検査員の省人化が実現できました。

導入効果


全数長さ検査を行っていたものを、抜き取り検査だけで対応が可能になりました。それにより、作業員0.5人工の削減を実現しました。




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