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改善事例 オイルコン、チラー洗浄

作成者: 株式会社サカエ|2022年11月16日

改善事例 オイルコン、チラー洗浄

1.【動画】オイルコン、チラー洗浄作業

 

 

オイルコン、チラーでアルミの放熱フィンが汚れていると・・・


■電力の無駄遣い(機器の稼働率が上がり電力を消費)

■チョコ停の発生(機器の過負荷による異常信号)

■加工不良、品質低下(温調が不安定になり精度のバラつきが発生)


3.洗浄工程のご紹介【Before After】

トラブルやロスを未然に防ぐには、定期的な洗浄を行い、安心してご使用いただける状態にしておくことが必要です。今回はチラーの洗浄作業の工程をご紹介します。

1.まず、養生できる部分は養生を行います。


2.フィンは黒く汚れている状態。水溶性洗浄液をかけていきます。洗浄液はアルミを侵食しない物を使用します。洗浄液をかけてから、数十分放置します。



数十分後、汚れがだいぶ落ちています。

3.水で洗い流します。



取れにくい汚れがある場合は、この工程を何回か行い汚れを落とします。こういった作業を行うと、冒頭のオイルコンが次のようになります。



オイルコンや室外機といった温調装置は、内蔵される冷却フィンが汚れると効率が下がり、消費エネルギーが増えます。定期的な洗浄を行うことで、余分な電力を削減したり、生産の効率化を図ることができます。
お役に立つことができれば幸いです。