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潤滑剤の長寿命化・漏れ対策にはNTN ポリルーブベアリング

2021年09月10日

ポリルーブべリングとは?

熱固化型グリースポリルーブベアリングとは、熱固化型グリースを封入したベアリングです。熱固化グリースは潤滑グリースと樹脂を主成分とする潤滑剤です。常温ではグリース状ですが一度加熱し冷却すると、多量の潤滑剤が保持されたまま硬化します。ポリルーブは熱処理後固形となるため、強い振動や大きな遠心力が軸受に作用する場合でも潤滑剤が漏れにくく、潤滑剤の漏れ防止および長寿命に貢献します。ポリルーブベアリングには、保持器上に多点封入したスポットパック仕様と、軸受の空間容積ほぼ一杯に封入したフルパック仕様があります。深溝玉軸受、ミニチュア、小径玉軸受およびベアリングユニットはスポットパックを標準仕様とし、自動調心玉軸受、自動調心ころ軸受および針状ころ軸受はフルパックを標準仕様とします。ポリルーブには一般用ポリルーブ(LP03)と食品機械用ポリルーブ(LP09)の2種類のグリスがあります。

ポリルーブベアリングの特徴    

1)潤滑剤の漏れが少ない
  ポリルーブは熱処理後固形となるため、内部に多量の潤滑剤を保持します。この潤滑剤が、
軸受の発熱・遠心力により、転動面に徐々に供給されるため潤滑剤の漏れが少なくなります。
このため一般の潤滑グリースに比べ周囲環境の汚染防止となります。

2)潤滑特性がよい
 強い振動や大きな遠心力が軸受に作用する場合でも潤滑剤が漏れにくく、また、ポリルーブは
固形で水分が侵入しても乳化して流出することがないので、潤滑特性が一般のグリスに比べ
優れています。

3)軸受トルク
 スポットパック仕様では、ポリルーブがグリースのように攪拌されないので潤滑抵抗がほとんどなく
軸受トルクの低減が期待できます。

4)シール効果
 ポリルーブは外部からの侵入物(水分、塵埃など)に対して防壁となりますが、密封装置としては
十分ではないので、特にシール性を要する箇所でご使用になる場合は接触形ゴムシール(深溝玉軸受、
ベアリングユニット)又は別途シール(その他の軸受)の仕様を推奨します。

ポリルーブベアリングの用途例

ポリループベアリングはその特徴から、潤滑の長寿命化、潤滑剤の漏れ対策、低トルク、耐水性の改善といった項目が要求される機械に使用されます。

機械 要求特性
クレーンのシーブ、コンベヤ、鉄鋼用ロール 潤滑剤の長寿命化(潤滑剤の補給が困難)
フォークリフトのマストローラ、立体駐車装置  耐塵、耐水性の改善
食品機械、印刷機器、事務機、繊維機械 潤滑剤漏れ対策
試験機、フィルム延伸機 低トルク

 

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