商社に工事・メンテナンスを依頼するメリットとは？

「頼んだことのない業者に工事を依頼するのが不安」「これまで工事やメンテナンスを依頼していた業者が廃業してしまった…」等、工事に関するお困りごとをお持ちになったことはないでしょうか。弊社はこれまで、自社では手が回らない業務・技術面で心配がある業務を外注したい等のご相談を数多くいただいてきました。今回は上記のようなお悩みをお持ちの方に、商社に工事を依頼することのメリットや事例をご紹介いたします。

1．自社でできる工事・メンテナンスなら自社内で解決したほうが良い？

技術的なスキルをそこまで必要としない工事やメンテナンスであれば、自社内で解決したほうが良い場合もあります。業務の流れが分かっている自社の人間であれば、通常業務をしながら工事・メンテナンス対応ができるかもしれません。また、急なトラブルが起きた際にも、自社内でノウハウを持った社員がいた方がすぐに対応ができるため、安心にも繋がります。

ただし、他に注力すべき業務があるにもかかわらず、自社でノウハウがない、かつ技術力を要する業務を行うと効率的に業務を進めることが難しくなります。もちろん、それが自社内で身につけるべき内容の仕事であれば習得に努める方が会社全体のためになります。そうでなければ、外注を利用する方が効率的に業務を進めることができるため、一度検討してみても良いかもしれません。

外注する場合、当然コストがかかります。急ぎの仕事でない・その期に外注に依頼すると予算が削られてしまい思っていた通りの仕事ができない、という場合には時期を考えた依頼が必要になってきます。ただ、業者のスケジュールが埋まってしまう場合や長納期化しそうな部品を必要とする工事・メンテナンスの場合、早めに相談する必要は出てきます。そういった時期や予算のご都合を相談していただければ、お客様のご要望に沿ったご提案をさせていただきます。まずはご相談ください。次項目にて、商社に工事を依頼するメリットについて解説していきます。

2．商社に工事を依頼するメリット

■自社で工事業者を選定する手間が省ける

いざご自身で外注を利用しようとしても、どこの業者に依頼すれば良いか、打ち合わせの段取りはどうすれば良いか等、考えなければならないことばかりです。工期や部品手配の納期、別業者の手配、業務連携、依頼するのですら時間がかかってしまいます。商社に工事を依頼すれば、それら諸々の時間を削減し、本来時間をかけるべきだった業務に注力することができるようになります。

■利用している業者が廃業してしまっても安心

昨今、人手不足は深刻な問題として取り上げられています。先に述べたように、メンテナンス業者や工事業者も例外ではありません。「従来利用していた業者がいつ無くなるか分からない」「そもそも自社も人手不足でメンテナンス人員が足りない」等のお悩みをお持ちの方も多いでしょう。商社に依頼をすればそのお悩みを解決することができるかもしれません。商社は様々なメーカーや業者とコンタクトがあります。お客様からご依頼いただく内容も千差万別、それぞれに適した業者を選定し、工事・メンテナンスをしています。そのため、万が一現在利用している業者が廃業してしまったとしても、早急に対応することができます。今後、信頼できる業者を見つけられるか不安…という方は、一度ご相談ください。

■1から10まで工事を任せることができる

先に述べたように、お客様が業者選定から部品の手配、工期に関する問題を考え解決しようとすると大幅な時間がかかってしまいます。工事の構想設計から部品手配、納期管理、各業者とのやり取り、これらをパッケージ化した対応ができることが商社の強みです。お客様の管理の手間を省き、最適なスケジュール管理を実現します。

他社実績が豊富なことから安心して任せられる、メーカーから「難しい」と判断され、断られてしまったことにも相談対応できるという点も大きなメリットになります。

3．サカエからの工事実施事例

【お客様からいただいたご相談】

①工場内に防音室を設置したいが、どこに頼めば良いか分からない。自分たちで選定するのが難しい。

防音室の設置ができ、空調を含めた対応ができる業者を選定。打ち合わせを重ねたうえで、工事の依頼をいただきました。防音室自体の設置工事の他、空調、エア配管、内装まで、細かな仕様に関するご要望にも対応し、お客様に満足していただくことができました。

②既存の工事業者が遠方にあるため、地場で対応できる業者を探している。営繕工事（シャッターの新設や土間工事等）ができる依頼先がないか教えて欲しい。部品調達の面も心配。

営繕工事が得意な業者を選定（工場営繕に関する記事はこちらから）。複数の業者を雇い、まとまった工期間で施工を実施。ワンパッケージ化した対応で円滑に施工することができました。部品調達の面が心配とのことでしたが、納期・価格の調整を行い、お客様のご不安を解消することができました。

③工場で稼働していない設備があるが、稼働していなくても固定資産がかかってしまう。撤去工事をお願いしたいが、規模も大きい内容の工事のため、慎重に進めたい。

現地調査を行い、設備毎の配線状態を確認。電気工事業者、設備撤去業者と連携し仕様打ち合わせ。徹底したスケジュール管理と当日の現場確認を行い、無事全ての設備を撤去することができました。

ご活用いただければ幸いです。